これからのセールスマンの人材育成とは?コーチングの新時代
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2020/07/29
中間管理職向け
おはようございます。コロナ第二波騒ぎの真っただ中ですね。東京都民のカテゴリーになりますので、連休含めて他府県にも出られず巣ごもり状態です(泣)。そんな中で今後のセールスマンの人材育成はどのように変化していくのか簡単に述べていきます。
~目次~
1:アフターコロナで営業組織はどう変わるのか?
2:人材育成の方向の大きな転換
1:アフターコロナで営業組織はどう変わるのか?
これに関しては最近のブログでもお話ししていますが、集客の概念が大きく変化しています。
(a)リアル集客→バーチャル集客へ
コロナによって百貨店はじめ小売店が深刻な売り上げ減に悩まされている中、例えばアマゾンなどは売り上げを大幅に伸ばしています。顧客が直接現場に赴かなくても買い物が出来る環境に集客は大幅にシフトしてきています。
(b)直接面談→リモート面談へ
aと同様に商談自体も直接の面談が必要な職種は大打撃を受けています。しかしリモート機能を商談に結び付けた営業マンはそれまでの常識では考えられないレベルで販売を増やしています。
このような大幅な環境の変化を受け、今後一番懸念されてくるのが「販売成績の二極化」と「アイデンティティーの変化」です。
2:人材育成の方向の大きな転換
上記のように二極化が進んでしまいますが、これはある程度仕方の無い現象です。世間に対して影響力のある発信が出来る少数の営業マンが大量の集客を実現し、結果独占してしまう様な現象が起きるとみています。インスタ同様ごく少数の影響力のある発信者が富を独占してしまう構造が今後のビジネス界の一つの姿です。
このような状況になると最も難しいのが「人材育成」です。どのどの様に育成するのか?今日は一番大事な1点についてご紹介したいと思います。
どのように育成するのか?小手先の技術論ではなく「何故自分はこの会社で頑張っているのか?」。「何故自分はこの営業という仕事を頑張っているのか?」といった一番根幹の部分を考えさせることがとても大事です。しかし従来のように会社や上司の考えの押しつけはご法度です。これからは「社員は会社の所有物」という時代ではありません。
これからは営業マンは「この会社を通して自分はどのような人生を歩みたいのか?」、又「この営業という経験を通じて自分はどのように将来成長していきたいのか?」という風に考え、そして会社や上司はその部下である営業マンの人生の成長を支援する。という風にシフトしていくと確信しています。ここの基本スタンスがご理解頂いていれば人材育成は新時代にアジャストしていきます。
しかし、いかがでしょう?これを読んで「青臭いな」、とか「甘いな」とか「理想論だ」という感想を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか?少し強めな言い方をしますが、そうお感じになった方は早めにその感覚を上記のスタンスにシフトすることをお薦めします。そうしないと明らかに時代に取り残されるでしょう。
新時代では「会社の考えを部下に強要する上司と思考停止したままの営業マン」で構成される会社は確実に淘汰されます。
是非シフトに取組んでみて頂きたいと思います。しかし中々自分達だけでその考えをシフトするのは難しいという声も多く聞きます。その場合は外部のコーチと連携を取って行うと良いでしょう。劇的にそのスピードが速くなります。
お互い変化を楽しみながら時代の波に乗りましょう!