営業成績アップとコーチングの関係 自分は変わりたい!という営業マン必見です

query_builder 2020/05/01
経営者向け
営業マン
 前回は「しなければならない」言葉のレベルアップへの障害について簡単なメカニズムをご説明しました。「言霊」とは言いますが、怖いと思いませんか?ちょっとした言葉でもその選択は紐解くと自身の深いところにある本心を反映していますし、その結果に関しても言葉の選択によって全く違ってくるのです。
 しかし普段はそんなことは考えずに我々は過ごしています。平穏に過ごしていけるようになっています。ところが「自身を変えてレベルアップする!」といった時には無意識領域がビビビッと無音のアラームを鳴らします。どんなアラームでしょうか?
 実は「自身を変えたい!」といった発想は無意識領域の自我という視点から見るとこれは「緊急事態」なのです。我々人類は「昨日と同じ自分であり続ける」為の調節を無意識に行っています。体温然り、体重然りです。思考しなくとも無意識で働く機能。自律神経と呼ばれるものが作用しています。そしてフィジカル面だけでなく性格や思考分野などにも実は同様の調節作用が働いているのです。これを恒常性維持機能(ホメオスタシス)といいます。
 さて、表題に戻りますが「自分は変わりたい!」と思ってらっしゃる方。頭ではその言葉の通り「変わりたい!」と思っているかもしれませんが心の奥底の無意識領域では「絶対に変わらない!」働きをします。何か変えるための行動をしたとしても自然にそれを引き戻す作用が始まるのです。ダイエットのリバウンドがイメージしやすい例ですよね。
 実は営業成績についても同様で、成績を上げるために気合を入れて行動量を増やしたとしても、しばらくするとちゃんと「引き戻し」の現象が起き、気付いてみれば先月と似たような成績だったといった事が起こるのです。こうなると営業マンはつらいですね。頑張ると決意し気合も入れた。しかし実際ある程度の期間行動してみると、サボっているつもりはないが、頑張り切れていない気もしていて、いつまで経っても自分に合格点が出せない。結局その内モチベーションがダウンして気が付けばいつもの行動量に戻っている。結局胸の内に残るのは「失敗感」。トップ営業マンと比較して「自分なんてダメだ」と謙遜している内にセールスに一番大事な自信も無くなってきて、成約率も下がってくる。
 いかがでしょう?悪循環ですよね。新人時代より話法も知識もはるかに豊富なはずなのにむしろ成績は下がってしまう。 このスパイラルに陥ってしまう営業マンが多いのです。
 では結局どうすればこのスパイラルを抜ける事が出来るのでしょうか?
ちゃんと方法はあるので安心して下さい(笑)。しかしそんなに単純な話ではありませんので、少しシリーズでお伝えしていきたいと思います。宜しくお付き合い下さい!

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