営業成績の向上とコーチングの関係 生命保険時代の経験をお話しします

query_builder 2020/04/17
経営者向け
営業マン

前回はコーチをどういう人に頼めばいいのか?という事のポイントの1番目に「社外の人」、「業界外の人」を挙げました。これに関しては意外に思ってらっしゃる方も多いと思いますので、外資系生命保険会社のセールスマネージャーの時の自身の実体験をお話ししていきたいと思います。

 あるセミナーを聞きに行きました。よくある「飛躍的にセールスの成績を上げるには?」といったようなテーマで、私も「何らかのヒントをもらおう」位の軽い気持ちで聞きに行ったのですが、その内容は想像していたものとは全く違っていたのです。簡単にまとめるとこんな感じです。

その保険セールスマンはカタカナ系生保出身で当時保険代理店に在籍していた方なのですが、その方がその当時の前年に年間ANP(お客様から新規に集める保険料の年間合計金額)でいきなり日本一の成績を上げたというのです。会社で一番ではありません、日本一です!凄いですよね。

 しかし、それまでの彼は保険業界人にとっての憧れであるMDRTという基準を何年かクリアはしていたものの、その後はスランプ。普通の保険屋さんという成績だったそうです。そんな彼が何故一年後にいきなり日本一になれたのでしょうか?保険セールスマンの育成をしていた私にとっては俄然興味が沸く疑問でありました。 

 私なりに何となく「こうだろうな」と予期していたものはあったのですが、彼の答えは全くその予想の範疇外のものでした。それは「コーチについたからです」というものでした。「エッ!?コーチ?」これが当時私が感じた正直な感想です。当時の保険業界にとって「コーチ」という言葉自体馴染みのないもので、正直「アスリートかよ」という印象でした。

 しかし、続いて聞いたことは更に興味を惹くものでした。それは「努力や気合や根性などで上積み出来るのはせいぜい前年の2割増位まで。倍以上の成績にするには視点や考え方を変えないとダメ!」という事。そして「それは自分一人では出来ません。コーチという存在が必要なのです!」というものでした。確かにその彼は倍どころでなく一年で十倍~数十倍の実績になったわけですから、これは一人の力では無理だと何となく理解はできます。

 俄然興味が出てきた私は「次なるセミナーがあります」という呼び水にそのまま「受講します!」とサインをしたのでした。さて、このプレセミナーがきっかけで私自身の人生も大きく舵を切る事になるのですが、この後の展開はどうなるのでしょうか? 続きます。

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